2008年07月17日号

4:六会社ＪＩＳ取消し 違反骨材使用

　国土交通省は８日、六会コンクリート相模生コンクリート藤沢工場（神奈川県藤沢市、小金井弘昭社長）が生コンＪＩＳで認められていない溶融スラグを使用した生コンクリートを出荷、建築基準法に違反する事実があったと公表した。これを受けて六会コンクリートは１０日に会見を開き、溶融スラグ使用の事実を認め謝罪した。また神奈川県生コンクリート工業組合（飯田康勝理事長）は、横浜国立大学の池田尚治名誉教授を座長とした調査委員会の設置を明らかにし、溶融スラグを使用した構造物の耐久性調査や補修方法を検討するとしている。日本建築総合試験所は８日、同社のＪＩＳ認証を取り消したと説明した。