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2016年09月08日号

5;生産集約を促進へ~三多摩生コン協組

三多摩生コンクリート協同組合(立川市、27社26工場、小林正剛理事長)では4~7月の生コン出荷が前年同期比16・8%減の34万5千m3で低調な出足となった。出荷を押し上げる目玉物件を欠き、マンション工事も少なくなっている。想定に対しても4%下振れており、このペースで推移すれば年度トータルでは目標の105万m3に届かず、100万m3強にとどまる可能性もある。外環道と中央道を接続する三鷹ジャンクション工事が本格化する来年度以降、需要環境はいくらか好転する公算が大きい。とはいえ、それも期間限定であり、その先はさらに不透明だ。崩れた需給バランスを正すためには「生産集約をやらないといけない」と小林理事長は強調する。10%程度の設備削減を実施すれば供給過剰は緩和すると見ており、今後、現行規程の見直しを含め促進策を検討する。