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2016年07月07日号

3;復興の追い風止む~東北の生コン

東北の生コンが曲がり角に来ている。2013年度に復興需要がピークを迎え、生コン出荷量は1003万2千m3(非組合員は推定)に達したが、その後は減少。今年度は前年度比7・2%減の890万5千m3になる見込み。岩手や宮城の太平洋沿岸部でも復興需要は最盛期を越えつつあり、中期的に需要が伸びる可能性があるのは、福島の浜通りの一部だけ。復興という大きな追い風が弱まる中で、生コン協組はこれから、それを当て込んで建設された生コン工場の取扱い、工場の集約化、市況の維持の3つが課題になりそうだ。