2008年06月26日号
1:全生連総会~コスト転嫁で難局突破
全国生コンクリート工業組合連合会、全国生コンクリート協同組合連合会(吉田治雄会長)は19日、都内で通常総会を開き、今年度の事業計画を決めた。工組連は、全国統一品質管理監査制度における監査合格工場・○適マーク承認工場の優先使用の推進やコンクリートの乾燥収縮に関する情報収集、迅速試験方法の開発に着手するほか、コンクリート舗装やエココンクリートの需要拡大、生産規模の適正化、共販など共同事業に関する指導、現金取引などに取り組む。役員選任では、工組連6名、協組連5名の理事、員外幹事1名を選任。総会後に理事会を開き、副会長に大久保弘男氏(関東2区本部長)を選んだ。吉田会長は総会の中で、資源価格の高騰でセメントなど諸資材価格が上昇していることに触れ、「(コストが)ここまで上がると、自助努力では吸収できない。価格改定が大きな課題だ」と指摘、転嫁値上げを急ぎ、「難局を乗り切ってもらいたい」と訴えた。