2016年02月18日号
2;復興需要がピーク~東北の生コン
東日本大震災から来月で5年が経過する中、被災地の復興需要がピークを迎えている。被災3県の太平洋沿岸にある生コン9協組はこれまで骨材の広域調達の整備、コンクリートミキサ車の確保、協組員や公共発注による復興プラントの建造などによって、生コンの供給能力を大幅に引き上げてきた。これにより、震災後に問題視された生コンの供給不足という事態はほぼ全域で解消されている。ただ、東北地方整備局によると、宮城県の気仙沼と石巻、福島県の相双の3地区では、今年上期(1月~6月)に生コン需要が、各地域の供給能力を上回ると試算している。