2016年02月12日号
4;普通強度の高流動をCFT充填に採用~ナカノフドー
中堅ゼネコンのナカノフドー建設は1月21日、大阪府泉佐野市の民間企業の研究所新築工事で増粘剤一液タイプの高性能AE減水剤を使った普通強度の高流動コンクリートを、CFT造(コンクリート充填鋼管構造)の充填コンクリートに採用した。昭和産業・大黒生コン工場(大阪市此花区)が昨年夏に取得した国土交通大臣の単独認定品が使われた。流動性能に優れるばかりでなく、普通ポルトランドセメントの20%を高炉スラグ微粉末に置き換えることで、環境配慮性能もあわせ持たせた。このような配合のコンクリートをCFT造に適用したのは全国で初めてと見られる。同コンクリートの圧入充填工事は今月末まで続き、鋼管柱33本に合計312m3を使う予定だ。