2015年11月05日号
5;高支持力杭好調で増加~パイル
コンクリートポール・パイル協会(黒瀬晃会長)がまとめた各地区・需要部門別出荷統計によると、2015年4~9月の一般杭と高支持力杭を合算した総出荷量(節杭・摩擦杭含む)は前年同期に比べ0・6%増の142万9千トンで2年ぶりの増加だった。一般杭は減ったが、高支持力杭の出荷が回復したことが増加につながった。今年度の出荷想定は建築着工の増加もあり、出荷増の予測を立てた。しかし、旭化成建材の杭工事データ流用問題による基礎工事の着工遅れが想定され、メーカー各社によると今後の見通しは不透明という。