2008年04月17日号
1:脚光浴びる乾燥収縮試験 第三者機関への依頼が急増
コンクリートの乾燥収縮ひずみ試験(長さ変化試験)が脚光を浴びている。学会による乾燥収縮ひずみ規定化の動きを受けて、昨秋以降、第三者機関に対し生コン工場からの試験依頼が急増。マイナーな試験からメジャーな試験へ一気に駆け上がった格好だ。その背景にはゼネコンが独自にコンクリートの乾燥収縮を調査していることがあり、それを受けて生コン工場が自らのコンクリートの乾燥収縮を確認している。一方、乾燥収縮試験を日常的に受託できる生コンの認定共同試験場は北海道コンクリート技術センター、青森県生コン工組技術研修センター、広島地区生コン協同組合共同試験場、愛媛県生コン工業組合南予技術センター、宮崎県生コン工業組合共同試験場の5か所。試験の増加を見込み試験設備の導入を計画しているところもある。