セメントの需要回復が遅れている。「仕事量は豊富」とされながら、昨秋以降、前年割れが続く。セメント協会やメーカー各社は今年度のセメントの国内需要を前年に対し45万トン増の4600万トンと想定しているが、足元のペースではそれどころか4500万トンを割り込む可能性もある。ここへきて一部の需要の先行指標に改善傾向が見受けられるものの、力強さを欠いており、下期からの需要回復に確信が持てない状態だ。
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