2015年04月30日号
5;6年ぶり増も低水準~昨年度の生コン・製品倒産
民間信用調査会社の東京商工リサーチのまとめによると、2014年度の生コン・コンクリート二次製品業(セメント・同製品製造業)の倒産件数は、前年に比べ10件増(76・9%増)の23件と6年ぶりに前年を上回った。販売不振が主因で、負債額も2・4倍の118億円と2年ぶりに100億円を超えた。とはいえ、倒産件数、負債額とも過去10年で13年度に次ぐ低水準。昨年度以降、追い風はやや弱まっているものの、震災前に比べれば経営環境はなお底堅い。