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2008年01月31日号

1:08年度建設投資~6%増予想 住宅着工ずれ込みで

 建設経済研究所が28日に発表した建設経済モデルによる建設投資見通しによると、07年度の見通しを前回発表(10月23日)に対し大幅に下方修正する一方、08年度見通しを上方修正し、約2年ぶりの増加を予想している。建築基準法改正で民間建築が大幅に減少し、持ち越し工事が08年度にずれ込むことが大きな要因。しかし、景気の潮目が変わりつつある。08年度見通しが下方修正される可能性もある。
 07年度見通しは前年比7・5%減の48兆3400万円。前回発表の50兆6400億円を下回り、50兆円割れとなる。政府建設投資が6・5%減の17兆2300億円と9年連続で減少するほか、民間住宅投資が改正建築基準法の影響で15・8%減の16兆900万円となるため。