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2014年08月28日号

3:調達体制整備が課題に~環境配慮コンクリート

環境配慮型のコンクリートの開発、実用化が進む一方で、普及に向けた課題も見え始めてきた。大手ゼネコンを中心に、高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの混和材料を活用することでセメント製造時の二酸化炭素(CO2)を大幅に削減する技術が確立され、実用化の段階に移行した。建設産業から排出されるCO2を大幅削減できる技術として期待されるが、汎用化には混合材料が安定的に調達できる物流体系の整備や技術を活かす規格・規準類の整備ができるかどうかがポイントとなりそうだ。