2007年12月20日号
5:コンクリートパイル~上期出荷は微増 改正建期法の大きく
コンクリートポール・パイル協会(東京・港、松原範幸会長)の需要動向調査委員会がまとめた2007年度上期のコンクリートパイル(既製杭)の出荷は、1・3%増の210万7千㌧だった。高支持力杭の浸透などもあり、04年度を底に約10%増で推移してきたが、今年は改正建築基準法の影響もあり、微増にとどまった。同法改正の影響は現在も色濃く残っており、今年度の見通しははっきりしない。業界では当初、06年度の416万㌧を超えると見込んでいたが、「現状では400万㌧超がやっとではないだろうか」という声も聞こえ始めている。