2013年12月19日号

2;防潮堤にプレキャスト～岩手県の復旧復興工事

岩手県は久慈、宮古、釜石、大船渡の４地区に復旧復興工事施工確保対策連絡調整会議を設けている。国や県市町村などの発注機関、建設・建設資材団体などが構成員となっている。各会議はそれぞれの地域事情に合わせて、復旧復興工事のために必要な調整を行っている。県は３か月ごとに生コン、捨石の需要と供給をまとめている。生コンは岩泉を含めて５地区の需給見通しがまとめられているが、それによると需給は、当面はバランスがとれている。来年度以降は、宮古地区ではいまの供給力のままでは需要が供給を大きく上回る。三陸沿岸道工事向けがトンネルの着工によって増加することによる。それに対しては国が公共プラントを設置する。釜石でも同様に、道路用に同じ対策がとられる。いずれも来年９月に稼動開始の予定。