セメントの値上げ交渉が佳境を迎えている。メーカー各社は、「越年は避けたい」として今秋から交渉姿勢を強めており、生コン会社との交渉は東北や関西以西で比較的進んできているもようだ。大手・中堅メーカー各社は今年、4~7月出荷分からトン当たり1000円程度の値上げを打ち出した。事業継続可能な収益の確保が最大の理由だ。廃棄物処理依存度を高めるセメントの収益構造を抜本的に転換する狙いもある。
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