2007年11月15日号
5:ピーエス三菱・土木研究所~PCaRC橋脚 耐震設計法確立へ前進
ピーエス三菱は9日、土木研究所と共同で開発を進めているプレキャスト鉄筋コンクリート橋脚(PCaRC橋脚)の地震時挙動を明らかにすることを目的とした、三次元大型振動台を用いた橋脚模型の加振実験を行った。ほぼ想定通りの結果となり、工場製造のPCaRC橋脚の普及、使用拡大に向けた耐震設計法確立へ大きく前進した。
PCaRC橋脚は、RC橋脚の一部の鉄筋をPC鋼材に置き換えて、プレキャスト部材を組み立てるために必要なプレストレスト力を導入したもの。作業ヤードの有効活用や施工期間の短縮といったメリットが見込まれ、立体交差の急速施工や施工条件の厳しいところでの適用を視野に入れている。