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2007年11月01日号

5:国交省~米国の崩落事故教訓に 橋梁点検の制度化目指す

 国土交通省は10月24日、道路橋の予防保全に向けた有識者会議(田﨑忠行座長=日本高速道路保有債務返済機構理事)の第1回会合を開いた。今年8月、アメリカのミネアポリスで高速道路の橋梁が崩落した事故を受け、落橋などの事故を未然に防ぐ「予防保全システム」の構築が目的。
 会合には川島一彦東京工業大学教授や宮川豊章京都大学教授ら7人の委員が出席。委員からは「誰が見ても橋梁の耐久性や危険度が分かるよう、明確な工学指標を用いた定量化が必要」などの意見が出た。国交省は同会合の検討結果をもとに、橋梁点検の制度化などを進めたいとしている。