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2013年06月06日号

5;優れた耐久性を証明~酒田みらい橋

 大成建設、太平洋セメント、前田製管の3社は、超高強度繊維補強コンクリートの1つであるダクタルを適用した酒田みらい橋(2002年10月完成)で継続的に耐久性の検証調査を行ってきたが、このほど竣工10年目の調査を終え、結果を公表した。酒田みらい橋は、山形県酒田市に建設された国内で初めてダクタルを適用した単径間プレストレス箱桁橋(歩道橋)。橋中央の桁高は1・56mだが、端部桁高は0・55mと極限まで桁高を抑えながら、支間49・35mを、鉄筋を1本も用いておらず、床版厚5cm、ウェブ厚8cmという薄い部材厚を実現した。