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2007年09月20日号

3:栃木の砕石~値戻し本格化へ ダンプ不足懸念も

 栃木県の砕石業者は断続的に値上げ交渉を続けている。値幅は2003年に打ち出したトン当たり500~800円の積み残し分。これまでに200~300円の成果を得ているとみられることから、積み残し分はトン当たり300~500円と推定される。
 栃木の砕石業者は原油、鋼材など諸資材高騰を受けて、断続的に値上げを行ってきた。この数年の値上げで有効回答を得たのは需要期の直前の10月が多かったことから、今後の、値上げ交渉も秋口から本格化しそうだ。
 ただ、今後の懸念材料はダンプ車の動向だ。新たにダンプ業界に参入する運転手が少ないため、昨年度末と同様にダンプ不足になる可能性がある。