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2013年02月14日号

1;5年ぶりに1億m3も~生コン需要13年度予測

 コンクリート工業新聞の試算によると、2013年度の全国の生コン需要は1億m3にまで回復する可能性がある。1億m3台に回復すれば、2008年度以来5年ぶり。
 来年度は復旧・復興工事に加え、12年度の大型補正予算、13年度の公共工事予算が04年以来9年ぶりに20兆円台に回復したことなどから、官公需は前年比7・5~10%増の4300万~4400万m3と予想した。民需は消費税増税前に、住宅の駆け込み需要があるとみられることから、1・5~7%増の5200万~5650万m3とした。これにより、来年度の総需要は最低で3%増の9500万m3、最大で1億50万m3となる見通し。 全国生コン両連合会の(09年~11年度)の出荷実績や建設経済研究所が1月に発表した建設投資見通しを基に算出した。
 今年度の生コン需要は前年比3・5%~5%増の9100万~9250万m3と試算した。東日本大震災に加え、新潟や福島・会津地区、紀伊半島、九州北部地区では豪雨被害の災害復旧・復興工事が進んでいることから、官公需は約4%増の4000万m3となる見通し。都市部の民需も堅調に推移していることから、3~5%増の5100万~5250万m3とした。これにより今年度の総需要は最低で9100万m3、4~12月のペースが続けば9250万m3となる。