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2013年01月24日号

3;首都圏 骨材輸送力が弱体化

 首都圏の骨材輸送力が弱体化している。長年にわたる運賃の低迷で、陸・海送とも骨材を輸送する担い手に若者がおらず、高齢化が進行。設備の老朽化も進んでおり、設備が故障した段階で廃業することを決めている業者も少なくないという。骨材生産業者も将来的に輸送力の低下が確実視されることを受けて、千葉砂がトン当たり500円、栃木砕石は500円程度など値上げを打ち出しているが、これらの成果は限定的だ。こうした中、千葉県内航海運組合の組合員は、2月12日から3日間、海上輸送の停止を決めた。昨年12月に続き2回目。3連休後の繁忙期に輸送を停止することで、生コンなどの需要家に運賃分の値上げを認めるよう強く求める。