2006年02月09日号
1:高強度JIS認定増えず 大臣認定定着で
高強度コンクリートJIS(JISA5308区分03)の取得工場数が頭打ちになっている。高強度JIS認定取得工場は昨年12月時点で24工場(15社)と総JIS工場の〇・五%程度にとどまり、認定数が年250―300件に上る高強度コンクリートの大臣認定(工場単独、共同)とは対象的だ。制定後2年経ったにもかかわらず高強度JIS品の出荷実績も「ゼロ」の工場が少なくなく、高強度JIS認定は「看板」(首都圏の高強度JIS認定取得工場)ともいわれている。建設業界で高強度は経験もデータも豊富な大臣認定でというかたちが定着していること、高強度JISは範囲が限定され使いにくいといったことが背景にある。