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2006年10月12日号

5:福山大~炭素繊維と吹付けを併用 耐震補強工を合理化

 福山大学構造・材料開発研究センター(福山市・宮内克之教授)は炭素繊維グリッドとポリマーセメントモルタル乾式吹付け工法を併用した既存鉄筋コンクリート構造物の耐震補強工法を研究している。10月4日には、同校の大型構造物実験室で実大破壊実験が公開された。
 同工法は既存のRC柱の周りに格子状(グリッド)の高強度炭素繊維を設置し、乾式モルタルを吹付けて一体化させることで耐震補強を行う。従来の耐震補強工法に比べ耐久性に優れ、大幅な工期短縮ができるという利点がある。