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2006年07月13日号

1:燃料油コストを転嫁へ~太平洋セメント

 太平洋セメントは、原油高騰に伴うタンカーや、発電などの燃料油価格のコストアップをセメント価格に転嫁する方針を固めた。燃料油高騰によるコストアップの影響は現時点でセメントトン当たり200円に上る。転嫁幅もコストアップと同じくらいになる見込みだ。同社は昨年来の値上げ(トン当たり平均1000 円)の積み残しの浸透とともに、燃料油コストの転嫁の意向を伝える要請書を、既に東京支店管内の販売店に通知、今後残る支店管内でも同様の要請をはじめる予定だ。宇部三菱セメントも燃料油高騰が収益の重石になっており、現行の価格政策(トン当たり900円値上げ)の見直しに入った。