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2011年05月19日号

5:液状化対策に効果証明~フロートレス工法

 東日本大震災では地盤への影響も大きく、埋立地を中心に液状化現象が多数発生した。特に首都圏では東京都や千葉県の東京湾沿いでの被害が顕著で、一部ではマンホールの隆起(浮上)が発生している。ところが、日本ヒューム(東京都港区、野村靜夫社長)らが2005年に共同開発したフロートレス工法で浮上抑制対策を施したマンホールは、土壌が液状化してもマンホールが浮き上がっていなかった。日本ヒュームでは下水道既設管路耐震技術協会(宮野川繁男会長)を通じてフロートレス工法を施した液状化発生地区のマンホールを全部調査するとともに、浮上抑制効果を確認できた工法として自治体への広報・普及を推進する。