2025年06月19日号

3;需要減が組織改革迫る～四国の生コン協組

四国の生コン協同組合が、生コン需要の急減で組織改革を迫られている。愛媛県松山市を抱える中予生コンクリート協同組合は、組合員３社が生コン事業撤退による脱退を決めた。香川県三豊生コンクリート協同組合は、３工場を集約するとともに生産委託会社「三協生コンクリート」を設立し、事業環境の変化に対応する。四国４県の生コン出荷量は２０１９年度に３３９万２千㎥あったが、昨年度には２３８万８千㎥まで減少。この５年で１００万㎥、約３割消失した。両協組とも組織体制の見直しによる収益性向上を通じ、共販と供給の安定化につなげて活路を開く。