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2025年03月06日号

1;冷えるセメント需要~官需低迷、来年度3200万㌧

セメント国内需要の減少に一段と拍車がかかっている。今年度は3300万㌧を割り込み、2025年度は3200万㌧にまで落ち込む見通しだ。セメント協会が2月27日発表した。建設業界の人手不足や働き方改革による工期の長期化・工程の遅れ、鉄骨(S)造化の進展など工法の変化、建設費高騰による計画の見直し・延期、軽量骨材不足など多くのマイナス要因が複合化して需要を冷やしている。3000万㌧割れが目前に迫ってきたことに業界関係者はショックを隠せない。