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2024年11月07日号

1;官公需比率30%割れ~生コン上期出荷

全国生コン両連合会(斎藤昇一会長)が10月29日発表した2024年度上期(4~9月)の全国の生コン出荷量(非組合員は推定)は前年同期比6・4%減の3299万㎥だった。上期としては7年連続の減少。特に官公需は落ち込み幅が大きく、総出荷に占める比率は28・6%となった。工事費の高騰や人手不足、働き方改革などを原因とした着工・工事工程の遅れが生コン需要を下押ししており、斎藤会長は同日の会見で、「どこで落ち着くのかがなかなか見えない」と語った。セメントの上期の国内需要が1634万2千㌧と発表されたことにも言及しながら、今年度の生コン出荷量は「6600万㎥が視野に入る」と話した。