2024年06月20日号
1;JIS外品を販売へ~大阪広域生コン
大阪広域生コンクリート協同組合は10月をメドに回収、再生、粒状化の各骨材(再強骨材)を使用した「再強コンクリートType―B」を実用化する。同協組は1月にコンクリート塊由来の再生骨材を使用した再強コンクリート約400㎥を「(仮称)大阪広域先端技術研究開発プロジェクト」に採用。Type―Bは生コン工場で発生した残コン、戻りコンの処理費削減を目的に、回収骨材だけでなく、残・戻りコンやコンクリート塊由来の再生骨材、残・戻りコンに薬剤などを添加した粒状化再生骨材を使う。近年の同協組の出荷量約700万㎥のうち、呼び強度18の物件は約50万㎥で、その多くの用途はJISが不要な捨てコンとなっている。再強骨材を使った生コンは同協組で品質を保証して販売する方針だ。