2024年06月20日号
2;大手の値上げそろう~住友大阪セメント
住友大阪セメントは14日、普通セメント・固化材の販売価格を2025年4月1日出荷分から㌧当たり2200円以上引き上げると発表した。混合セメントや低発熱系の特殊セメントについては製造コストが著しく上昇しているとして、普通セメントを上回る上げ幅を設定し、今後、生コンなどユーザーに申し入れる。今回の住友大阪の表明で諸費用の上昇分の価格転嫁や収益体質の強化を理由とするセメント大手3社の値上げ出そろった。1年近い周知・交渉期間を設けることで、値上げを遅滞なく実施したい考えだ。