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2024年02月15日号

1;稼ぐ力の改善進む~セメント4-12月

セメント各社の稼ぐ力が改善している。大手3社の2023年4~12月期の国内セメント事業の営業損益は、値上げの浸透、石炭価格の下落、エネルギーコストの低減努力などにより、UBE三菱セメントが黒字転換を達成し、太平洋セメント、住友大阪セメントも赤字が大幅に縮小した。最終損益はそろって黒字に転換した。24年3月期はUBE三菱、住友大阪が利益予想を引き上げ、太平洋は従来予想を据え置いた。ただ、国内需要の低迷が業績の伸びを抑えており、先行きの懸念材料になっている。3社は今年度の内需を従来予想から50万~100万㌧引き下げ、3500万㌧とした。