2010年11月25日号

5:土木製品決算～工事量減で全社赤字 価格低迷の影響も

　大手土木用二次製品メーカー１０社の２０１０年４～９月期連結決算（旭コンクリート工業、イトーヨーギョーは単体）が出そろった。公共事業縮減の影響に加え、受注競争が活発化するなど価格低迷の影響を受け、本業のもうけを示す営業損益は全社が赤字となった。
　売上高を伸ばしたのは旭コンクリート工業とジオスター、ハネックスの３社。旭コンクリート工業は施工性と経済性を追求した耐震性接着継手工法「Ｔ・Ｂ（タッチボンド）工法」などの拡販に注力してきた結果、売上高が伸びた。