2023年04月27日号
1;持ち帰りコン率、半数の協組で最高値~関東一区
関東一区で持ち帰りコン(残コン・戻りコン等)の発生率が上昇傾向にある。2022年度の生コン出荷に対する発生率は、戻りコン(全量返却)を有償化する生コン12協同組合中8協同組合で前年度を上回った。中でも、神奈川、埼玉中央、埼玉北部、千葉西部、千葉北部、千葉北総の6協組は有償化後の最高値を更新した。東京地区も2番目の高水準を付けた。各協組は持ち帰りコンを削減するため、あの手この手を講じているものの、発生率の推移を見る限り、効果は限定的だ。東京や埼玉の協組は、発生を抑止するため、今月から6月にかけて残コン(一部返却)の有償化に踏み切る。