2010年08月26日号
1:生コン~昨年度稼働率9・1% 供給過剰が深刻化
経済産業省が20日発表した生コン統計流通調査によると、2009年度の生コン工場(混練能力が月産14000立方メートル以上の事業所)の稼働率(月平均出荷数量/期末月産生産能力)は前年度に比べ1・3ポイントダウンの9・1%と10%を割り込んだ。09年暦年稼動率との対比でも0・2ポイント低かった。出荷数量の増減によって変動するが月間の出荷数量に対する生産能力は10倍前後と、なお大幅な供給過剰状態。需要の減少に生産能力が追い付いていない。稼動率の低下に伴う固定費の増加が生コン製造者の収益を一段と圧迫している。