2006年06月08日号
4:廃棄物副産物 新技術で使用量拡大~太平洋セメント
太平洋セメントは6月6日、廃棄物・副産物などのリサイクル資源飼料量を拡大する新しい製造技術を開発したと発表した。
セメントの品質を維持しつつ、原料としてリサイクル資源を利用するにあたっては、セメント中の水和活性の高いアルミネート鉱物量の調整が必要となるため、従来の製造技術ではセメント原料中アルミナ量を調整するためリサイクル資源の使用量が制約されていた。今回開発された製造技術では化学反応を利用することで天然原料に比べてアルミナ含有量の高いリサイクル資源の大量使用を可能にした。同社ではすでに実証試験、品質評価試験を終了。今後は廃棄物処理業務を開始する予定の秩父太平洋セメントに同技術を導入する計画。