2010年05月20日号
2:セメント決算~構造改革で基盤強化
セメント主要5社の2010年3月期連結決算が出そろった。経済不況の影響で連結営業利益は軒並み大幅減益となり、太平洋セメント、住友大阪セメント、三菱マテリアルは最終赤字を計上した。
住友大阪セメントはセメント部門の営業利益が前の期に比べて28億円減少した。売価アップ、エネルギー価格の低下などの増益要因を数量減、リサイクルなどの悪化要因が上回った。三菱マテリアルは最終損益が665億円の赤字(前期は51億円の黒字)だった。セメント、銅の主力事業の収益悪化などが響いた。