太平洋セメントが11日発表した2010年3月期の連結決算は、最終損益が370億円の赤字(前の期は353億円の赤字)となった。国内、米国での数量減や土佐工場などでセメント生産中止などの事業構造改革費用として特別損失322億円を計上したため。コスト削減が想定以上に進み、赤字額は従来見通しより30億円圧縮した。11年3月期は下期から構造改革効果が表れるほか、米国事業の好転などで黒字転換を見込む。
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