セメント大手5社の2021年4~12月期の連結決算が10日、出そろった。セメント焼成で使う石炭の価格高騰や物流費など諸費用の増加でセメント部門の営業損益が軒並み悪化、トクヤマは赤字に転落した。セメントの国内需要の不振も業績の足かせとなった。石炭価格が高止まりするなか、セメント値上げは遅れ気味。太平洋セメントは22年3月期通期の利益予想を引き下げ、トクヤマはセメント部門の赤字が従来予想より10億円増える。
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