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2021年12月23日号

2;セメントの値上げ交渉が本格化

セメントの値上げ交渉が本格化してきた。セメント各社は今秋、石炭、石油価格の高騰による製造、物流コストの上昇を理由に、2000円以上の大幅な値上げを表明している。セメント各社は、コスト吸収は限界に達しており、速やかに価格転嫁をしなければ、今後の事業継続や安定供給に黄色信号が灯りかねないとして、強い姿勢で生コンなど需要家に受け入れを求めている。一部のメーカーは交渉が不調に終始すれば「出荷調整や納入辞退もやむを得ない」と言明する。