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2021年09月23日号

4;鹿島生コン協組、安定供給を最優先

鹿島生コンクリート協同組合(茨城県神栖市、鈴木芳一理事長)は、事業環境が一段と厳しくなる中で生コンの安定供給確保を急いでいる。8月末に千葉県銚子市に本社を置く常総コンクリートと関連会社を含む計5社が事業を停止し、破産手続きに入った。同協組の組合員である同社・波崎工場(神栖市)と行方コンクリート(行方市)の2社2工場も含まれている。常総コンクリートは、需要減少に伴う出荷低迷が続く中、新型コロナウイルスの影響が加わり資金繰りが逼迫。5月末に破産手続き開始を東京地方裁判所に申し立て、直後に資金援助の申し出があり同日取り下げていたものの、その後も赤字経営が続き、行き詰った。負債総額は計11億円程度のもよう。これにより鹿島協組は、池田興産(神栖市)と鹿島中央コンクリート(鹿嶋市)の2社3工場体制となる。