2006年05月18日号
1:前期 セメント専業連結業績~数量増・合理化 経常益3割増
セメントメーカーの2006年3月期の連結業績が16日出そろった。専業、兼業とも軒並み好業績だった。中でも宇部興産は化成品・樹脂、三菱マテリアルは銅の好調で利益は過去最高となった。専業大手の太平洋セメント、住友大阪セメントも連結経常利益が3割増えた。需要増や合理化が寄与した。07年3月期の連結業績は全般に好調を維持する見込み。ただ、セメント需要は減少に転じる見込みであり、セメントの収益力強化には売価の一段の引き上げが重要であることにかわりない。