2021年06月17日号
1;市況上昇基調続く~生コン 値上げが奏功
生コン市況の上昇が続いている。『建設物価』6月号によると全国の都道府県庁所在都市の生コン平均価格(18・18・20)は1年前に比べ224円上昇し1万4297円となった。1万5000円を超えたのは17都市で、1万円を割り込んでいるのは高知のみ。需要減や骨材、セメントなど原材料費の上昇、コンクリートミキサ車や運転手の確保を含めた輸送費の高騰、働き方改革に伴う待遇改善など各種コストアップに対応するため、市況改善に向けた取り組みが着実に進んでいるものとみられる。