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2020年12月17日号

5;現場打ちに設計変更~北陸新幹線工期延長で

2022年度末の開業を目指して建設が進められてきた北陸新幹線(金沢~敦賀)だが、工事遅延で開業が1年程度延びることが濃厚となった。進捗が遅れている敦賀駅工事では工期短縮を目的に一部をプレキャスト化する計画だったのを現場打ち工法に戻す。生コン不足対策や工期短縮対策で事業費が大幅に増加しており、工期短縮策の一部取りやめで従来工法に戻すことにした。国土交通省は工事遅延と事業費増額に関する検証と原因究明・再発防止策の検討を行う「北陸新幹線の工程・事業費管理に関する検証委員会」(森地茂座長=政策研究大学院大学)を11月に立ち上げ、9日に開いた委員会で中間取りまとめを審議した。