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2020年12月10日号

2;化石エネ、限界まで削減~住友大阪セメント

住友大阪セメントは1日、セメント製造における温暖化ガス(CO2)排出量を2050年までに「実質ゼロ」にすることを目指すカーボンニュートラルビジョンを発表した。30年までにエネルギー起源CO2排出原単位を05年比で30%削減することを目標に掲げ、現状28%の化石エネルギー代替率を50%に引き上げるとともに、最新鋭の省エネ設備の導入や自家発電で使うバイオマス燃料を増やす。50年に向けた長期取り組み方針では、化石エネルギーの使用量を限界まで減らすほか、石灰石から放出されるCO2の削減やCO2を再利用できる技術開発を進める。