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2020年09月10日号

3;次のステップへ準備~東関東生コン協組

東関東生コン協同組合(東京都足立区、小野健司理事長)の生コン出荷が減速している。新型コロナウイルスの感染拡大による現場工程の遅延や着工の延期が主因という。本格的な需要の回復は来年以降とみられており、今年度の出荷は40万m3程度と前年度並みにとどまる公算が大きい。市況面では、昨年6月の700円値上げがこれまでに400~500円浸透しているという。同協組は組合員手取り1万2000円の確保を当面の着地点と位置づけている。骨材の値上げなどコストアップの波も継続的に押し寄せる中で、次のステップへと踏み出す準備が始まっている。