2009年09月03日号
1:政権交代 生コン・セメントから期待と不安の声
衆議院選挙での民主党の大勝を受け、生コン、セメント両業界からは次期政権に対する期待と不安の声があがっている。閉塞状態からの脱却に期待する一方で、公共事業や地球温暖化問題などに民主党が厳しい姿勢を示しているためだ。全生連の吉田治雄会長は本紙の取材に対し、「民主党はコンクリートより人間を大事にするといわれているが、その人を守るにはコンクリートが必要だ」と公共事業の必要性を訴えた。セメント協会は31日、景気対策のさらなる推進や国民の生命・財産を守るインフラ整備を求める渡邊穰会長の談話を発表、同日民主党に提出した。