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2020年06月18日号

3;生コン輸送合理化を志向

近年、生コン会社で大きな課題になっているのが生コン運搬費の上昇だ。積載規制の強化などを受け、一般的な大型のコンクリートミキサ車1台で積載できる数量は4~4・25m3が上限となり、生コンの出荷数量が同じでも、回転効率を上げたり、あるいは車両を増やさざるを得なくなった。一方で働き方改革への対応、運転手の高齢化などにより、人手不足が常態化。ミキサ車運転手の人件費も上昇している。こうした中、生コン輸送を合理化する方法の一つとして、生コン協同組合や地域単位で車両の貸借を活発化したり、輸送の効率化を志向する動きが広がっている。