2020年04月30日号

3;事実上最低の４０９７万トン～昨年度セメント内需

セメント協会が２３日発表した２０１９年度のセメントの国内需要は前年度比３.８％減の４０９６万５千トン（３月輸入は見込み）となり、事実上過去最低を更新した。３年ぶりのマイナス。関東一区は、東京都心の需要減退により年間を通して不振が続き、１０００万トンの大台を割った。復興工事が終わりつつある東北で１割近く落ち込み、両地区で２.５ポイントのマイナス寄与となった。４月の国内販売は、２０日時点の１日当たり前年比が約１割減と低調な出足。新型コロナウイルスの影響が出てきているもようだ。