2020年02月27日号

1;３ＤプリンタでＰＣ橋製作、太平洋セの新材料で

建設用３Ｄプリンタが実用段階に入ってきた。太平洋セメントは１７日、大成建設と共同で構造部材の造形に適したセメント系の新しい３Ｄプリンタ用材料を開発したと発表。建設材料としての性能を満たし、複雑な構造部材を高精度に自動製作できる。大成建設も同日、自社で開発した建設用３Ｄプリンタ「Ｔ―３ＤＰ」（商標登録）で、プレストレストコンクリート（ＰＣ）構造の橋を製作したと発表した。建設用３Ｄプリンティング技術をＰＣ構造体の製作に適用し、歩行者荷重に耐えられる強度があると確認したのは国内で初めて。