大型工事が端境期に入り低迷が続いていた東京都心の生コン需要に底打ち感が出てきた。東京地区生コンクリート協同組合(中央区、斎藤昇一理事長)では、契約残の減少に歯止めがかかり、10月末は前月に比べて約10万m3増の259万m3とプラスに転じた。引合数量も今年度初めて30万m3を超え、これから回復基調が強まるもようだ。ただ、上期の落ち込みが大きく、同協組の今年度の出荷数量は300万m3程度と前年実績を50万m3以上下回る見込みだ。
<<BACK
コンクリート新聞の購読をご希望のお客様は、こちらからお申し込みください。